2017.2.6 「人生フルーツ」
東海テレビが制作した映画「人生フルーツ」(写真)を見てきました。公団の団地の設計をしていた愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンに住む津端修一・英子さん夫妻の老後の生きざまを描いた作品です。修一さんの設計には必ず自然を生かすデザインを取り入れていましたが、ご自分らの老後の生き方もまさに自然に沿うような生活をされていました。庭には広葉樹や梅、かんきつ類、いちじくなどの木々を植え、農薬や化学肥料を使わない菜園を設け、庭で採れた野菜や果樹を中心に加工食品や化学調味料も使わない食事を続けられていました。修一さんは2年前に90歳で息を引き取りました。それも菜園の仕事が一段落して、休憩に入り、昼寝をしますがそのまま帰らぬ人となる大往生でした。この映画は見る人にいろいろと考えさせてくれる内容を含んでいますが、私には自然に沿った生き方、食事をすれば最後まで矍鑠とした生活ができることが印象深く残りました。この生き方は複合発酵による「あ・うんユニット」で家庭菜園づくりを勧めている私には非常に自信となるものです。